2017.02.09
痛みの特徴を知る
「痛みを診る上で大切にしている事」
歯科医院には痛みを感じて来院される方がたくさんいらっしゃいます。
強く痛む人もいれば違和感程度の人まで。
しみる痛みの人や噛むと痛い人。
何もしなくても痛みがある人。
それぞれ痛みの症状は様々です。
当然みんな同じ原因ではないので、原因となっている病気を見分けなければいけません。
多くの場合、検査をすれば原因を見つける事はそんなに難しくありません。
しかし、中には非常に難しい場合もあります。
困ったことに歯に原因がなくても歯に痛みを感じてしまうことがあり、
それが口や顔周辺の痛みを見分ける事を難しくさせます。
痛みを正しく診断するためには、何よりその特徴をよく知ることが大切です。
そのため、専用の問診票をもとに、痛みについて細かく伺うようにしています。
たとえばしみるという症状の場合、4つの原因候補を考えています。
噛むと痛いという症状の場合は、7つの原因候補を考えています。
そして問診票をもとに直接細かくお話を伺って原因を絞り、どの検査をしていくかを考えていきます。
先に検査をしてしまうと思い込みをしてしまう危険があるので、この順番は必ず守るようにしています。
治療に入る前の患者さんからの言葉を大切に考えています。