2017.01.18
総入れ歯
「総入れ歯を勉強する目的」
新年あけましておめでとうございます。
毎年、新年にはスキルアップのために様々な目標を立てていますが、
今年は総入れ歯治療の技術アップに力を入れることにしました。
人には親知らずを含めて32本も歯があります。
当然歯を失うこともあるわけですが、どの歯がどの組み合わせでなくなるかというと、
なんと2億通り以上もその組み合わせがあるそうです。
その2億通り以上ある組み合わせのうち、最も重症化した状態が
歯が一本もなくなった状態です。
この空間の中に入れ歯を作りますが、歯をすべて失っているので何かしら基準を作る必要があります。
実は、失った歯を回復する治療では、失った歯の本数に関わらずその基準はいつも同じです。
なので、最重症である歯がすべてなくなった状態の治療の技術を上げることで、他の欠損のパターンにも応用できるわけです。
基準を確認する方法はよく知られていますが、その目的や理論を再度基本から見直していきます。
高齢社会の日本では、ますます総入れ歯を必要とする方が増えてくると思います。
また、いくらインプラントを用いたとしても、この基準を捉えることができなければ
満足いく結果にはつながらないのは明白です。
半年間みっちりとインプットを増やし、総入れ歯の患者さんにどんどん還元してアウトプットしていきます!