2016.12.22
スペシャリスト
「質の高い治療とは」
昨年、自分の技術を向上させるために一つの目標を立てました。
日本補綴歯科学会専門医という資格取得です。
補綴とは歯を失った場合どう治すかを考える学問のことで
いわゆる「噛み合わせ」を指します。
人には32本も歯があります。
指紋と同様、口の環境は千差万別で検死にも用いられるほど個人差があります。
なので当然、歯を失うケースも人それぞれで、治し方もみな違うわけです。
そこに噛み合わせの難しさがあります。
その噛み合わせの専門医制度というものがあり、その取得に目標を立てました。
ただこの専門医資格、とんでもなく狭き門です。
どのくらい狭いかというと、
現在全国に約100,000人の歯科医師がいますが、毎年この資格を取得できるのは10人にも満たない数です。
さらに取得者のほぼ100%近くは、大学病院という専門機関で補綴を専門に長年研鑽を積まれている先生です。
先日も関連する研修へいくつか行ってきました。
大学に所属せずこの資格を取得することはかなりのハードルがあり、前例がありません。
しかし、逆を言うと、その資格を取得するということは日本国内において噛み合わせのスペシャリストとしての質を持っている
ということになります。
自分の治療技術を上げて、来院される患者さんに喜んでもらいたい。
そう心から思っています。
資格取得だけに目標を置かず、自分の治療を振り返りながら、その先に結果として資格を取れるような仕事をしていこうと考えています。
資格取得まで最短で5年必要です。
現在34歳ですが、40歳を目標にチャレンジしていきます!