2016.10.12
インプラント治療最前線
先日は東京御茶ノ水でインプラントに関する話を聞いてきました。
今までのインプラント治療では
・治療期間が長い(3ヶ月から1年以上かかることも)
・手術後痛みが出る
・手術後腫れる
というのはどうしても避けられないとされてきました。
それでもインプラント治療から得られるメリットは高く、広く普及してきたわけです。
しかし最近では
・治療期間を短くする(手術と同時に噛めるようになる)
・手術後の痛みがない
・手術後腫れない
そういった治療が可能になってきています。
もちろん丁寧な技術があった上での話ですが、
この治療を可能にするために必要不可欠なのが
・自己血液(成長因子を含む血小板)
・超音波振動の装置
です。
2年前にこのコンセプトを初めて知って、迷わずすぐに導入しました。
今回はこのコンセプトを広く世界に発信し続けている韓国の先生の講演でした。
この先生はSNS上に多くの手術動画をアップしていて、家にいながら直接技術を勉強できる便利な時代です。
その反面、今は多くの情報が氾濫し、何が信頼できる情報か自ら見極めるのがとても重要な時代でもあります。
先人の積み上げた研究を大切にすることと新しい分野にチャレンジしていくこと、このバランスが大切だと感じた日でした。
時代は確実に痛くなく腫れない、そういった方向に向かっています。
当院でもそういった治療を当たり前に提供できるように、インプットを多くしていこうと思います。